CBDの新製法として、注目を集めているブロードスペクトラム。さまざまな成分が含まれる製法で、高い効果が期待できます。
なかには「どんな製法なの？」「メリット・デメリットは？」と気になっている方もいるでしょう。
そこで今回の記事では、CBDのブロードスペクトラム製法について紹介します。詳細が気になる方は、最後まで確認してみてください。
CBDのブロードスペクトラムってなに？
CBDのブロードスペクトラムとは、THCを抜いたその他の成分を抽出する製法です。このブロードスペクトラムは、英語にすると（broad spectrum）で「広範囲」や「公分野」を表す言葉になります。
しかし、こちらの製法には、明確な定義が公表されていません。それぞれのメーカーによって、説明文が異なります。
共通しているのは、THC以外の多くの成分が含まれている製法だということです。
フルスペクトラム製法との違いは？
フルスペクトラム製法とブロードスペクトラム製法の違いは、CBDに含まれている成分です。フルスペクトラム製法で作られたCBDには、麻の成分が全て含まれています。つまり、違法成分とされているTHC（テトラヒドロカンナビノール）も含まれているのです。
それに対し、ブロードスペクトラム製法は、THC以外の成分が含まれています。違法成分を除いたのが、こちらの製法なのです。
このように2つの製法には、THC成分の有無に違いがあります。
CBDのブロードスペクトラム製法のメリット
CBDのブロードスペクトラム製法のメリットを紹介します。購入を検討している方は、以下の内容を参考にしてみてください。
①アントラージュ効果が期待できる
ブロードスペクトラム製法で作られたCBD製品を摂取することにより、アントラージュ効果が期待できます。このアントラージュ効果とは、一度にたくさんの成分が摂取でき、さまざまな効果を体感できるというものです。
また、多くの成分が重なることにより、相乗効果を生み出してくれます。この相乗効果により、通常のCBDと比べ、高いリラックス効果や鎮痛効果を得られるでしょう。
製品に記載されているCBD濃度以上の効果が期待できるので、少量摂取するだけでも良いですね。
②比較的安全に使用できる
比較的安全に使用できるのも魅力のひとつです。製品のなかに含まれている成分には、THCが含まれていません。
このTHC（テトラヒドロカンナビノール）は、幻覚作用や記憶への影響があるとみなされています。そのため、大麻取締法に危険成分として記載され、違法なものとして扱われているのです。
しかし、こちらの製法で作られた製品には、幻覚作用を引き起こすTHCが含まれていないです。強い副作用などが起こりにくく、比較的安全に使用できます。
③日本で合法とされている
先ほども紹介したように、THCが含まれていません。違法成分が含まれていないので、日本で合法な製品として摂取することができます。
また、日本国内だけでなく、THCが規制されている国は多くあります。それらの州や国でも摂取できるので、強い効果を望む方から人気です。
しかし、現時点（2022年12月現在）での情報のため、今後見直しされる可能性があります。製品を摂取される方は、今後の様子を確認しておきましょう。
CBDのブロードスペクトラム製法のデメリット
CBDのブロードスペクトラム製法のデメリットを紹介します。以下の内容を確認してから、購入の有無を考えるようにしましょう。
①商品が少ない
ブロードスペクトラム製法で作られたCBDは、商品が少ないです。なぜなら、最近注目されるようになった製法だからです。
現時点では、CBDオイルやペンタイプのものしかありません。購入される方は、この2タイプのなかから選ぶ必要があります。
ただし、今後の技術の発展によっては、新製品が開発される可能性もあります。
②価格が高い
価格が高いのもマイナスな点です。製造に手間や時間がかかる製品なので、料金が上乗せされています。
しかし、期待できる効果を確認してみると、値段以上の価値があります。購入を検討されている方は、通常の製品より、少々高めな値段設定になっていることを頭に入れておいてください。
③研究が浅い
ブロードスペクトラム製法は、いつ研究が始まり、どのような結果が得られたのかという情報が少ないです。そのため、深く研究されていない製法だと言えます。
今後の研究によっては、デメリットが発覚する場合もあるでしょう。日本では研究がされていないため、海外のサイトで調べてみると良いですね。
まとめ
新たな加工技術として、ユーザーから注目を集めているブロードスペクトラム製法。この製法で作られたCBDは、アントラージュ効果が期待でき、さらなるリラックス効果や鎮痛効果などが得られます。
また、違法成分が含まれていないため、日本で合法的に使用することが可能です。
今回紹介した内容を参考にして、ブロードスペクトラム製法で作られたCBD製品を購入してみてはいかがでしょうか。
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