CBG(カンナビゲロール)とは大麻草から抽出されるカンナビノイドの一種でCBNと同じくレアカンナビノイドと言われています。
その希少性や抽出の難しさから、「カンナビノイド界のロールスロイス」と言われ、カンナビノイドの中でもトップクラスに高価なものとして知られています。
今回は、CBGの効果や副作用、作用機序について見ていきます。
CBGは他のカンナビノイドの前駆体?
大麻草が育っていく中でさまざまなカンナビノイドが生成されるわけですが、ほとんどの前駆物質となっているのがCBGと言われています。そのため、CBGは「カンナビノイドの母」とも呼ばれています。
カンナビノイドには脱炭酸(熱を加える)される前の酸性型の物質が存在しますが、CBGの場合はCBGA(カンナビゲロール酸)という物質が存在します。
他にも酸性型の物質としてTHCA、CBDA、CBCAなどがありますが、これらは全てがCBGAから変換されるものです。
CBGの収穫量を多くしようと考えた場合、大麻草が若い初期段階で収穫する必要がありますのでTHCやCBDなど別のカンナビノイドの収穫量は減ると言えます。
CBGはメリットが大きい?副作用は?
CBGは現在日本で規制対象になっていない成分です。
THCのように向精神作用もなく、多くの疾患に対しての効果があることも確認されています。
◎鎮痛作用・抗菌効果
◎抗がん剤・抗うつ剤
◎脳細胞の再生と保護の促進
◎骨格の成長と治癒力増進
◎腸内の健康と環境改善
鎮痛効果は他のカンナビノイドの効果を上回るとも言われています。
また、MRSAという感染症に対する薬剤に適していることが確認されているなど、特有のメリットがあることがわかります。
しかし、希少性が高いがゆえに臨床試験はまだ足りていません。
人間の体に及ぼす大きな副作用というものに関しては今のところ発見されていませんが、今後の研究で新たな効果や薬効の発見と共に明確に発見されていくと思われます。
CBDとの違いとは?
CBDとCBGの違いとしてまずは大麻草に含まれる量が全く違います。
最大約25%のCBDが含まれていると言われている中、CBGは一般的に約1%と言われています。
体に働きかける方法にも違いがあります。
エンドカンナビノイドシステムと間接的に相互作用するCBDに対してCBGは直接CB1やCB2といった受容体へ働きかけます。
これはTHCやCBNが体に働きかけるメカニズムと同じです。
特にCBGに関してはCB2受容体への働きかけが強いとされています。一部で、「CBGはCBDと比べ眠くなりにくく、集中力が高まる。」と言われていますが、これはメカニズムの違い、製品ごとに違いはありますが、テルペンなどとの相乗効果などということも考えられます。
CBGは購入可能?
CBDなど他のカンナビノイドと混在した状態ですが、CBG製品は国内でも販売されています。
CBG優勢の商品とCBGが少量しか含まれていないものによっても効果や摂取した後の感じ方というものにも違いがあるため、CBGを製品に含ませることで他のカンナビノイドの効果を引き上げる効果があるとも考えられています。
商品の種類としては、オイル、リキッド・カプセル、パウダー、などがあります。
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